ですます文体だったり、そうでなかったり文体だったりするが、脳髄を小おどりさせつつ書いているのでそれはそれで良いのだ。むしろ長所だ。

冬は好きな季節ではあるけど寒いのは嫌。


ちょい前(1/23)。とうとう東京でも雪が降りました。

新宿で右往左往する人々。

なんでも2月のなかばまで寒波なのだとか。やめろよ。と思いますよね。人によっては実際的に口に出して「やめろよ」と言ってしまう人もいるでしょう。でも電車の中とかでひとりで「やめろよ」とか言うのはこわいからやめろよ。



そんなこんなの僕の今日コノゴロはといえば、この前書いた事(1/4の記事をCheckせよ。)を実行にうつそうと、正月明けから新しい映画や音楽に触れ触れの日々を過ごしております。

映画は1月中に3作品、映画館にGOしました。

まず

「宇宙人ポール」
前評判がやたら高く、気になり過ぎて観に行った映画。
本編開始15分くらいは「あ。あー。だまされた。失敗だ。帰りたい。」とテンションが2パーセントくらいまでダウンしてしまっていたけれど、ところがところが、じわじわと尻上がり的に顔面がニヤける率が増してゆく。そして最終的にはもう一回観たい、と思わされる。という色々うまい映画でした。自信をもってオススメします。今すぐ映画館へGOだ。ただ、ヒロインは全然可愛くない。


「永遠の僕たち」
カート・コバーンをモデルにした「ラストデイズ」や、コロンバイン銃乱射事件を題材にした「エレファント」の監督、ガス・バン・サントの作品。
この監督のイメージは、静かで綺麗な映像にひたすら淡々と黙々と物語が進んで行く作品をつくる。という感じが個人的にあって、そういう視点でみると今回のこの作品はガス・バン・サントっぽくは無かった。とても素朴な(でもちょっと変わった)青春映画でした。内容のわりに押し付けがましいお涙ちょうだいな所が無いのが良かった。ヒロインはとてもかわゆい。


「ヒミズ」
原作:古谷実、監督:園子温という個人的に気にならざるをえなかった作品。主演の2人がヴェネチア国際映画祭で最優秀新人賞をこの作品でとったみたいですね。同じ日本人として嬉しい。テンション、アガる。
このヒミズにもやはり、園子温監督のどの作品にも言えるであろう「力強さ」と独特の「ズレ」があり、僕はそれが良かったです。賛否いろいろあるみたいですがね。「力強さ」と独特の「ズレ」。それが、僕は、良かった。
監督の事を書くと、これだけ作り手の感性や人間性が作品から漏れ、溢れ、伝わってくる映画をつくる人は最近なかなか居ないんじゃないでしょうか。とにかくこの園子温という監督は「圧倒的!」なんか「圧倒的!」そんな監督です。「圧倒的!」
残念だったのは、僕は泣く気マンマンでこの「ヒミズ」を観に行ったのですが、まさかの立ち見&周りの人の気配で気が散ってしまい、全く泣けなかった事。なので、これは独りっきりで集中してもう一度観たい。スクリーンで観たいけど独りっきりでは無理であろう。だから悔しいがDVD化を待つ。


DVDも借りたり買ったりして観ました。「ヒミズ」の予習の為に園子温監督の作品を2本「愛のむきだし」、「冷たい熱帯魚」を。あと他に何となく「プール」、「ひとのセックスを笑うな」を借りました。

眠いのでDVDはショートショート感想を実行す。


愛のむきだし
何だコレは…!!!!!
映画の様な映画で無い様な!!!とにかく画面から飛び出るバイタリティが凄い!

冷たい熱帯魚
真っ赤ッ赤ッ!!!!!ズッハッハ!!!!!
とにかく画面が真っ赤ッ赤ッ!凄い!

「プール」
飯うまそう!!!!!
独特の空気感にテーマが乗っかりきらんかったか?とにかく飯がうまそう!

人のセックスを笑うな
女優陣カワイイ!!!!!
原作が気になる。女優陣がね、カワイイのよ。

買ったのは、「2001年宇宙の旅」「トレインスポッティング」「ファイトクラブ」。これはどうせこれからも何回も観返すだろうと思いタワレコの3本3千円のやつで買った。

以上。観たDVDでした。



あと、最後に僕の周りの映画好きからオススメされた作品もぱぱっと紹介。

「預言者」

「ブリューゲルの動く絵」

観に行こ。


最近触れた音楽については次回に持ち越しだ。ねみ。


おわり。

正月はレコードプレイヤーでAKIKO WADAを聴きながら鍋を食った。ズンズンしたリドゥムで鍋を食った。

あけましておめでとうございます。


もう1月5日で正月も終わってますけどね。

本当はね、辰年という事で墨でドシャッと龍の絵でも描いて元旦に日記をボボンッとアップしようと思ってたんですけどね。えぇ、描いたんですけどね。まぁ。龍を。それが気に入った風に描けなくって。龍をね。気に入った風に描けなくって。なんか、あーって言っているうちに正月が終わって、なんかあー終わったなぁって言って。部屋が寒くって。とても。それでなんか気付いたら現在だなって。あぁーって。そう言って、寒いなぁーって。そんなね、現在なんです。


カレンダー。人にゆずってもらって。素敵なの。あ。五・七・五。あ、いや。全然違うわ。

ゴッホの絵の記されたカレンダー。素敵。


頑張ろうぜ。



ハッピーニューイヤー。


おわり。

BON-NO

冬。

えげつなく寒い。それは冬だから。えげつなく寒いのは冬。

冬が来たという事はもうすぐ一年が終わるという事。

ばーっと過ぎてきた気もするけど、思い返せば結構な事柄、色々あった。

世の中的にも、個人的にも何だかんだ色々あった、今年。色々だ。その色々の彩りは日々にどう色付けられた?…むん。どう?

そんなこんなな今年ももうすぐ百八つの鐘の音が響く時が来て終わる。終わる。もうすぐ。終わる。終わるよ。





という事で、この年の瀬。様々な場所で様々な種類の「年間ベスト」が発表されている。僕はこの「年間ベスト」っていうモノ、結構好き。

一年をふりかえって「今年はアレからはじまってコレがこういう動きをみせてこんな年だった。」みたいなのが見えるのが楽しいし、単純にその年の、誰かが選んだベストを参考にして自分の知らなかったりあまり興味が無かったりしたモノに対して興味がわいて視野が広がって行く気がするのも、実に有意義だから。

で、僕も僕の「年間ベスト」を考えてみようかなぁ、と思ったが、今年の僕は音楽も映画も美術も「年間ベスト」をつくれる程例年より見聞きしていなかった事に気がついた…。お金がアレだったからである。

映画なんて、映画館に観にいったのは「ムカデ人間」だけである。驚愕。

美術でいえばヘンリー・ダーガー、クレー、岡本太郎三者のみ。これだけでは「年間ベスト」をつくるのには寂しい。

音楽も、ふり返ると思ったより買ってない。ただ今年は知らなかったアーティストやバンドに結構出逢えた。それはインターネットの力のおかげである。



2011年に買った新譜達(もうちょっとあったかもしれない。というか去年の作品も混じっているかもしれない。よくわからない。)




こんな具合で、今年は終わってゆく。来年は煩悩の鍵をトッパラって、もっともっと色んなモノに触れたい。触れよう。そしてもっともっと色んな経験をしたい。しよう。




そうだ、とりあえず、金が欲しい。財布の中身…。

えげつなく寒い。それは冬だから。えげつなく寒いのは冬だから。



新春を待つ。





おわり。

きれぎれのワタシ

前回に引き続き、体調が悪い。今度は腹にキタのだ。ここ2〜3日ドシャビシャ。今日になってだいぶ良くなったが。もうドシャビシャは嫌だなと思う。

体調が狂うと生活も狂う。やはり健康があっての日々だ。思い知らされる。計画、予定、思い立ち、すべてドシャビシャと一緒に流れてしまった。流してしまった。立て直さな。である。立て直さな。

きれぎれになった色々を、ワタシを。



そんな中、最近寝る前に読んでいる本がある。まだ読了はしていないが、何となく紹介。

「クラバート(上・下)」

※左側にさり気なくこれ見よがしに見切れているのは横尾忠則氏の特集本である。好きである。が、今回は関係ない。


なぜこの本を読む事になったかというと、数年前にこの「クラバート」のアニメDVDをジャケ買いしており、僕はこの世界観を気に入っていたのだ。そして、後から本も出版されている事を知り、買い、今読んでいるのだ。
1977年/チェコ/カレル・ゼマン

このアニメ、美しかった〜。また今度スキをツいて観よう。チェコのアニメは光と影の出し方が独特な雰囲気をかもし出している物が多くあるっぽい。
←字幕は無いが、クラバートYouTubeにチラホラあった。めちゃくちゃ丁寧な造り。


あとわりとどうでも良い情報を言うと、この「クラバート」という物語、宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」にもチラホラ影響を与えているらしい。

っていうかこんなんあった。

なにこれ。


正直、本の方は今のところ(もう下巻の半ばだけど)特にグッとキたり、ハッとしたりするシーンやセリフは無い。たぶん翻訳の文体がえらい淡々としていてなかなか感情に来ないせいな気がする。(…えらいって方言か?愛知弁で「すごい」の意である。)


てな事で、今夜もこのクラバートの続きを読んで寝ようかと思っていたが、もう夜中の2時になってしまった。

寝なまた体調狂ってしまいそうでおそろいしい。ので、寝る。



おわり。

風邪をひく。というが「ひく」ってどういう意味だろう、謎。

風邪をひいている。なのでのんびりしている。

最近買ったCDをちゃんと聴きなおしたり、今月の光熱費を計算したり、DVDを何本か借りてきて観たり、トローチをなめたりしている。

今聴いているCDはアトラス・サウンドの新譜。あとノエル・ギャラガーのソロと、中古でアニマル・コレクティブとイールズの持ってなかったやつを買ったのでそれらを聴いてすごしている。

アトラス・サウンド買ったら4ADのコンピCDもついてきたけどまだこれは聴いてない(だるいのでジャケットの保護ビニールをやぶるのがめんどい)。風邪が治ったら聴こう。

アトラス・サウンドは、前作の「ロゴス」の方が個人的にはピンと来たけど、相変わらずのソングライティング力の高さ、というか僕の好みの感じ。「ロゴス」はコレずっと聴いてたい、と思うくらい好きなアルバムだったので、今作もこれからまた聴き続けてみよう。アルバム3曲目のTe Amoという曲がパッと聴いた感じでは1番好み。

ノエル・ギャラガーも凄い良かった。ただ予想通りすぎな感じではある、けど、それでも良いと思えるくらいステキな曲群がつまってた。リアムが歌ったらどんな感じか想像しながら聴くのもおもしろい(笑)。あと4曲目「The Death Of You And Me」のサ〜ンシャ〜イン♪て歌ってる所はブラーやゴリラズデーモン・アルバーンっぽく聞こえるのは僕だけかしら。単にイギリス英語の発音だからかしら。どうでもいいか。

アニマル・コレクティブは中古で2枚組で安いのがあったから適当に買った。調べたらどうやら1stアルバムと2ndアルバムの2枚組だった。超インディーな音(笑)。1曲目で正直、まだお勉強中の作品かな、と思ったらそうでもなく、2曲目ではしっかりアニマル・コレクティブしてたり。全体的には地味だけど持ち前の自由さはもうここで発揮している。2000年に発売されてるので、時代は所謂ロック・リバイバルという現象(アニマル・コレクティブの音とは無縁の、シンプルでスカッとした初期衝動的なサウンドのロックンロールバンドが注目を集めていた)が起き始めていた頃。この頃、彼等はどういう気持ちだったんだろうか(笑)

もうひとつ中古で買ったのが、イールズのElectro-Shock Bluesというアルバム。持ってると思ってたけど持ってなかったから買った。このバンドの中心人物、Eことマーク・オリヴァー・エヴェレットという人はね、暗い(笑)。暗い詩ばかり。でも良い曲ばかり。知らない人はどのアルバム買ってもハズレは無いんじゃないかな。詩は暗いけどね。僕はすごい好き。



DVDは、まほろ駅前多田便利軒、さや侍ブラック・スワンを借りてきた。

まほろ駅前多田便利軒は、東京都町田市を舞台にしている映画で、僕もちょっと前まで町田に住んでいたので気になっていた映画。まさに町田だった。内容は「家族」をテーマにした人間ドラマ。テーマごり押しの展開に少し違和感があったけど役者が良くて飽きずに観れた。

さや侍は、いわずもがな松本人志が監督の映画。処女作の大日本人が海外で評判悪かったのをまだ引きずってるんじゃないか、という内容に思えた。前作のしんぼるも、笑いのレベルをわざとおさえてるというか、わかりやすい笑い(オナラの音とか)を多く取り入れて海外の人達をキャッチしようとしているようで、あんまり松っちゃんぽくない笑いを使ってつくられてた様に思う。そして今回は、日本のお笑いの歴史を世界の人に教えてるレクチャー映画にみえた。コレはコウだから笑えるんですよって。内容は、よく「松本人志の映画は孤独と戦いの映画」みたいなレビューを見かけるけど、そう言われればそんな感じ。個人的にはもっともっと攻めた松っちゃんがみたい。過去に発表している映像作品HITOSI MATUMOTO VISUALBUMを、ぜひ映画で超えてほしい。

ブラック・スワンは、映画を観た。という観ごたえ。ストーリーはごくシンプル。主人公、バレエダンサーのニナは「白鳥の湖」の主役に抜擢されるが、プレッシャーやストレスに苛まれてゆき…どうなるの、どうなるの、というもの。主人公の喜びや緊張感、混乱がゴゴゴゴゴ、、、と痛々しいほど伝わってくる。華麗なバレエシーン。性と躍動感。血と美。そんな感じで良かった。映画館で観たかったなぁ。バレエには前々から観に行ってみたいなぁとは思ってるがなかなか行動にうつせずにいる。行きたい。
ブラック・スワーン

そんなこんなしてのんびり過ごしていたが、この日記を書いた事によりやや疲弊してきたので風邪はまだしばらく治りそうもない。早く治したいので、おわる。


おわり。

日記、か。

日記。日々の出来事を記す、と書いて、日記。

むん。毎日書かねば日記とは呼ばないのか。どうなのか。

とか思ったけど、言葉の文字配列にとらわれてガンジガラメになるのも阿呆らしいですね…。

たまに「音楽は、音を楽しむ、と書くのだから本来はやっぱり楽しんだり楽しませたりするべきものでうんぬんかんぬん」的な事を言う人をお見かけしますが、そういうセリフを聞くたびに小首をかしげたくなる気持ちになるのも上記同様、言葉の文字配列にとらわれてるだけではないか。と思ってしまうからなのだな、と今気付きました。

別に「楽しんだり楽しませたりする」事が間違いとか、反対です、とかそういう事ではないけど。「楽しんだり楽しませたりする」事だけが音楽として正解ってわけでも無いですよねっていう。そもそも日本を出れば「ミュージック」とか呼び方変わりますしね。

そういう事を時々思っちゃいます。

言葉は僕らが世の中で生きていく為のヒントや道しるべとしてものすごい効果をもたらしていて、もっと言えば言葉がその世の中を創っている部分だってあったりして、とっても便利だし、もの凄い力を持っているけど


だけど、言葉はコトバ


と。ちょっとだけスッと身を引いて考えてみてみると、こんなに曖昧な物なのか。と驚くこともしばしばあります。というか、曖昧でしかないんじゃないだろうかと思えてきました、コレ書いてるうちに。



そうかそうか。うん、そうか。



そんな曖昧なものにとらわれてガンジガラメになるのは、やはり阿呆らしいですね。

と言う事で、僕の中で日記は毎日更新しなくても日記たりうると言う事が判明しました。「日記」という文字配列のおよぼすカタチをぶっ壊す事に成功しました。これからも色んなものをぶっ壊したいです。

みなさんもぶっ壊していきましょう。怒られない様に気をつけて下さい。


おわり。

見上げている。

前回の締めくくりあたりで「この日記を読んでくださっている方々には次回からの更新を楽しみにしていてほしいです。」とか何故か書いてしまって、勝手に自分で上げたハードルに勝手に嫌な汗をかいて、苦い顔でそのハードルを見上げています。


下げましょう。ハードル。

と言うか、埋めてしまいましょう。土に、地中に。埋めてしまいましょう。ハードル。


と言う事で、この日記を読んでくださっている方々には次回からの更新は、ただただ虚無的に文字がそこにあるだけの、それ以上でもそれ以下でもないものになるであろう事かと思われますので、よろしくお願いします。


これで首が楽になりました。日記ってむずかしいですね。



おわり。