2014 TOP10

おはようございますの方もこれからお休みになる方も不眠症の方もこにゃにゃにゃにゃ。

毎度の事ながら久方ぶりの日記更新でございます。

今回は、2014年のど個人的な音楽ベストアルバムトップ10の発表の回でございます。

年が明けてからもう20日ほど過ぎ去ってはいますが、良しとしましょうよね。

一生懸命書きましたがもうなんじゃらほい終始ぷあッぷあした文章です。でも修正はしない主義。めんどいから。

って事で、さぁもうどんどこ行きましょ。うどんはたまに食べたくなります。よろしくお願いします。


10.くるり&同率でエイヴィテア

 

くるりはもう少し上の順位でも良かったくらいなのですが、毎回問題作のくせに老若男女に受け入れられちゃうズルい感じがもう10年くらい前からあるのであえて10位です!笑 なんかズルいんだもの。

とりあえずMVにもなったこの曲の凄さですね。

発売前から「変な新曲」として業界の人や、LIVEで一足早く聴いた人達の間で噂されていて、僕も発売前に某フェスでこの曲を聴けたのですが、「こんな感じの変さだったら良いなぁ」と勝手に思って求めていた変さに見事ハマって、なんだよ最高かよ、となりました。

この感じを日本の新しいバンドの人達が出してくれたらなぁ。と凄い思いました。何故かとか、どういう所が、とかは何となくはしょりまス。

でももう何かやっぱズルいけどヤるよなぁ。ズルヤるい。

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同率10位のエイヴィテアは、最初試聴した時はスルーでした。なんかもうグルグルしたサイケサウンドはお腹いっぱいって感じで。

でも後日、知人が「メロディ最高」的な事を言ってきて、え?そうだった?っと思いつつまた試聴してみたら確かにメロディ重視で聴いてみると楽しく聴けて結局結構お気に入りのアルバムになりました。

単純に人に影響されやすいだけな感も拭いきれませぬが。


きもかわいいMVですね。

アニマルコレクティブ関連でいうと、今年(2015)出たパンダベアの新譜も最高すぎかよ。ってなって今のところ早速2015年の1位です 笑


9.フレーミングリップス

でました。我が心の父フレーミングリップス。

心の父とは言ってみたものの、正直に言うとここ数年の音源はセッションしてとりあえずどんどん録音してどんどん発表してる感があって(もう30年選手だし、一通りやりつくしたけどまだまだ終わんねぇぞ!ってバイタリティの表れかもですが)、しかもダークでノイジーサウンドが多くなってきてて、ちょっともう良いかな。。とか思ってたんですが、この作品はビートルズの傑作「サージェントペパーズ」のまるまるカバーで、さすがにこれは発表された時からワクワクしました(僕個人もビートルズはサージェントペパーズかホワイトアルバムが1番好きなアルバムなのです)。

サウンドはやはりここ最近の流れと似た様な荒い感じの音なのですが、元々の曲のメロディだったり曲調だったりにポップさがあるので、その「荒さ」がそのまま「力強さ」になって宇宙的なパワフルさと壮大さをかもし出す事に成功してます 笑 本当それこそ、初めて音楽という物に出逢った宇宙人が興奮してサージェントペパーズを即興でリアレンジして演奏してるみたいで凄いエネルギッシュです。


このアルバムには、リップスの他にも色々な愉快な仲間たちが参加していて色々と愉快です。

ピンクフロイドのカバーアルバムもあるけど、やっぱこっちの方がポップで好きです。


8.モグワイ

インストバンドの覇王、モグワイ

モグワイは個人的に「Come On Die Young」というアルバムをこえる作品がなかなか出ないなぁ(the beastとか鷹のジャケのアルバムとかも好きではあるけど)とか生意気にも思ってて、気持ちが少し離れて行っていたのですが、ここに来て『これぞわしがモグワイにやって欲しかった音じゃ!あ〜!おしっこしたい!けど我慢して聴き続けちゃう!と思ってたらお腹痛くなってきちゃった!...けど聴く!』みたいな曲が一曲目からガツンときたのでそれだけで最高にテンション上がって今回のアルバムを買ってからしばらくずっとこればかり聴いてました。


昔から勝手に僕の心のお兄ちゃん的なバンドです。どうでもいいか。


7.クリプトシティ

ex.ナンバーガール中尾憲太郎が一体どこから見つけてきたのか、最強で最狂の最驚なメンツで始動したバンド、クリプトシティ。

そのドラマーとギタリストが惜しくも抜ける事になって第1期終了の節目として出たLIVE盤。

LIVE盤とは思えない音のクオリティで、ギャンギャンのゴンリゴリのバンドサウンドなのに格好良さはそのままにかなり聴きやすいLIVEアルバムになってます。


でもまぁ、当たり前だけどやっぱり生で観るLIVEが一番バリクソかっこ良いですけどもね!

第2期のメンバーにアートスクールの戸高賢史/Guitarと、ブラッドサースティーブッチャーズの小松正宏/Drumsを加えて、もう既にLIVE活動が再スタートしていて、僕もさっそく第2期での初LIVEに参戦してきましたのですが、ステージ内の緊張感が半端なく伝わってきてドキンドキンでした。第2期での新曲もどうなるのか今からクソ楽しみです。

そんで、LIVEで見たことない人、本当このバンドは絶対に見に行った方がいいです。


6.マックデマルコ

カナダが生んだお調子者で脱力系のスキッ歯野郎の2ndアルバム。

チューニングが合ってないのか何なのか音が不安定な感じで曲調もだいたいフヨフヨしてるし聴いてると酔ってきそうなんだけど、録音にはお気に入りのボロボロのギターでしか弾かないらしく、適当なのかこだわりがあるのかよく分からない感じがなんか笑えちゃって良いです。

あとブックレットか何かにYMOが好きらしく影響うけてるとか書いてあったのですが、それを読みながら聴いてて、どの辺に影響があるのか全然わからんくてウケました 笑 (単に僕が無知なだけだと思いますが)


とにかく愉快な兄ちゃんです。

よくわからないまま6位!笑

と、書いた後に実は1/15に来日LIVEに行ってきたのですが予想をはるかにこえてめちゃくちゃ楽しいLIVEでした!

ユルユルフヨフヨな曲調より、ヤンチャさの方が大きく上回ってて(マックデマルコの地元の知人、友人達もステージに上がってほぼ全員上半身裸でワイワイするは、本人がダイブ→会場後方にわっしょいと運ばれる→会場後方の2階によじ登る→2階から背面ダイブして会場スタッフに呆れられる、等々)カオスな盛り上がりを見せてました。

フレーミングリップスぶりに沢山笑ったLIVEでした。

5.坂本慎太郎

一見平和な感じだけどこわい。霧の中に実在しないはずの街が現れて、街中みんな笑顔だけどマネキンみたいに誰も動かなくて、そのくせ話し声や笑い声や陽気な音楽だけが街に響いてるような世にも奇妙な感じ、みたいな空気をアルバム全体から受けました。不気味ポップ。

この感覚を自分以外の世界中の坂本慎太郎好きも味わってるのかなぁとか考えて、その他者と一緒に語らったらどんな語らいあいになるかなぁ?と思ったのですが、やっぱり語らいあいたくないかもしれない。最終的に沈黙しちゃいそうで。。

僕は「あなたもロボットになれる」と「好きではないけど懐かしい」が特に好きです。


これは「あなたもロボットになれる」を、かもめ児童合唱団にうたってもらってるバージョンです。恐ろしさが逆に増してる気がする。。。笑


4.FKAツィッグス

最初はTwitterで上記のジャケの画像が流れてきて、気色わるい様で気色いい様なそうでもない様な感じが気になって、リンク先のMVを観てみたのだけど曲にそれほど惹かれる事もなく、ただただやっぱりビジュアルが印象的で気になるってだけの存在でした。

そうして数ヶ月して、発売の時に試聴機で割とじっくり聴いてみたのですが、やっぱりそこでもそんなにピンとこず。でも、ジャケが好きな感じだし買っちゃえ買っちゃえ!って買って、家で寝る前に聴いてみたら何故かめちゃくちゃ良くて本当に買っといて良かったなと思う1枚です。


正直、何が良いのかはよくわかんないというか説明はできないけど聴いてて気持ちいいです。

ジェイムスブレイクにもあったような、リズムじゃないリズムみたいな音があってそれが小気味よかったりして、小気味いいなぁ〜と思ったりしてます。おわり。


3.パフュームジーニアス

2014年に一番大きな変化を遂げたミュージシャンは彼なんじゃないでしょうか。

暗く内省的で、繊細なガラス細工の様にか細く歌うのが印象的だったゲイが、殻をやぶったっつうか、未知の生物が繭から孵化したっつうか、とにかく一気に内なる化け物が姿を現して突き抜けた感が凄まじいパフュームジーニアスの3rdアルバム。


最初の頃はこういう感じ。ひたすら暗いけどこれも良いすね。


そして今作のこのMVを観たときは、そのかもし出すオーラの変わりように心が高鳴りしニヤけました。「Queen」て曲のMVも良い感じ出してます。

今後どこまでいってどうなって行くのでしょうかね。楽しみ。


2.アリエルピンク

ど変人野郎アリエルピンクのソロ。

変態とか変人とか言われちゃってたり言われたいなぁって人はとりあえず全員このアメリカ版志茂田景樹(見た目)のつくったアルバムを聴いてほしいです。バリ笑えつつ脳にフィットです。

何年か前にブロンドレットヘッドとディアハンターとこのアリエルのバンドが出たイベントに行って存在を知ったのですが、その時は何かバンドの意思がバラバラというか演奏が噛み合ってないし集中できてないバンドだなぁ、と思ってたけどそれもそのはずで中心人物が度をこえたど変人だから仕様がなかったのですきっと 笑

でもそれから音源も買ってみて聴いてみると変な曲多いけど何だかんだメロディがポップで良いのです。

そこにきてこのソロの凄いのはことさらポップな曲をポップなままぶち壊しつつ、壊れちゃってるんだけどそれでもやっぱり最終的にポップな所なのです。

ポップが曲中で爆破してポップの破片が飛び散ったりするけど飛び散った破片も元がポップなのだからやはり結局ポップなのですと言ってはみたものの今眠気と戦いつつ適当に書いてるので知りませんけども、そんな感じです。

そういう事ってなかなかできそうでできないのでシンプルに凄いなぁと思うし楽しい作品です。


この曲はわかりやすくPOPが爆発してますね。


さぁ、ついに1位です!多分2014年の総括でこのバンドを1位にする人はあんまりいないでしょう 笑

1.ザ・ヴァインズ

ザ・ヴァインズです!

アルバム出すたびに「あれ!?まだやってたんだ!」って思っちゃうヴァインズ。

正直、前の2〜3作品は「またこの感じかー」と言う感想で買ってなかったのですが、今回ここに来て二枚組のアルバムって所に惹かれて「もう買ったれ買ったれっ」つって試聴せずに買って帰って、寝る前に聴いたらずんずんに切なくなってきちゃって何か泣きそうになりました 笑

やっぱり何も変わってなかったけどむしろそこがキちゃって、心臓のどっか隅っこにカピカピに乾いて引っついちゃってカスカスになってた「青春のトキメキじゅんじゅわゾーン」に水分が沁みてくようでたまらんかったです。

中心人物のクレイグが、色々あってもこのバンドを続けている事の切実さにたまらなくやられました。


最高だぜ、クレイグ。

って事で、2014年、字のごとくに一番感情が動いたのはこのアルバムでした。いやぁ泣けちゃう。


.  .  .


おわたー。

こうしてふりかえってみると、、、我が事ながら何か、けっこう気持ちわりぃのばっかですね!笑 

自分でも今見返してちょっとひいてる。。。

まぁいいか。OKOKね。



あとは、次点で思いつく所だと
ディアフーフ
フォクシジェン
エイフェックスツイン
アーケイドファイア
ベック
テンプルズ
ナカコーのソロ
等々なんかも聴いてました。


それと試聴して、めっちゃかっこいい気がする!と思いつつも、買わなかったけど未だに気にしてるアルバムだと
スカイフェレイラとか、

このライブ動画がかなりカッコ良い。

フライングロータス

試聴したらささくれ立ったジャズ感が超よかったけど、レコ屋でflaming lips探してる時に、100%の確率でflying lotusって文字面がややこしくて見間違うから、生活の邪魔されてる恨みもあって買わなかったです 笑


あとはニュース的な所だと、ダウニーシロップ16gバーガーナッズなど、僕が多感期に良く聴いていた日本のバンドの再始動が単純に喜ばしかったのと、デイヴフリッドマンによるナンバーガールのリマスターに興奮してました。



そんな感じですかね。2014年。(しかし、思ったり感じたりしてばかりの文章しか書けないなぁ、と自分でも思ってるのでどうか殺さないでくださいね☆)



ではでは、長くなりましたが…


これからお出かけになる方もこれからお休みになる方もマサイ族からパリジェンヌまで世界の皆様、また会う日まで、さようなら。

ハッピーニューイヤー。




おわり。