風邪をひく。というが「ひく」ってどういう意味だろう、謎。

風邪をひいている。なのでのんびりしている。

最近買ったCDをちゃんと聴きなおしたり、今月の光熱費を計算したり、DVDを何本か借りてきて観たり、トローチをなめたりしている。

今聴いているCDはアトラス・サウンドの新譜。あとノエル・ギャラガーのソロと、中古でアニマル・コレクティブとイールズの持ってなかったやつを買ったのでそれらを聴いてすごしている。

アトラス・サウンド買ったら4ADのコンピCDもついてきたけどまだこれは聴いてない(だるいのでジャケットの保護ビニールをやぶるのがめんどい)。風邪が治ったら聴こう。

アトラス・サウンドは、前作の「ロゴス」の方が個人的にはピンと来たけど、相変わらずのソングライティング力の高さ、というか僕の好みの感じ。「ロゴス」はコレずっと聴いてたい、と思うくらい好きなアルバムだったので、今作もこれからまた聴き続けてみよう。アルバム3曲目のTe Amoという曲がパッと聴いた感じでは1番好み。

ノエル・ギャラガーも凄い良かった。ただ予想通りすぎな感じではある、けど、それでも良いと思えるくらいステキな曲群がつまってた。リアムが歌ったらどんな感じか想像しながら聴くのもおもしろい(笑)。あと4曲目「The Death Of You And Me」のサ〜ンシャ〜イン♪て歌ってる所はブラーやゴリラズデーモン・アルバーンっぽく聞こえるのは僕だけかしら。単にイギリス英語の発音だからかしら。どうでもいいか。

アニマル・コレクティブは中古で2枚組で安いのがあったから適当に買った。調べたらどうやら1stアルバムと2ndアルバムの2枚組だった。超インディーな音(笑)。1曲目で正直、まだお勉強中の作品かな、と思ったらそうでもなく、2曲目ではしっかりアニマル・コレクティブしてたり。全体的には地味だけど持ち前の自由さはもうここで発揮している。2000年に発売されてるので、時代は所謂ロック・リバイバルという現象(アニマル・コレクティブの音とは無縁の、シンプルでスカッとした初期衝動的なサウンドのロックンロールバンドが注目を集めていた)が起き始めていた頃。この頃、彼等はどういう気持ちだったんだろうか(笑)

もうひとつ中古で買ったのが、イールズのElectro-Shock Bluesというアルバム。持ってると思ってたけど持ってなかったから買った。このバンドの中心人物、Eことマーク・オリヴァー・エヴェレットという人はね、暗い(笑)。暗い詩ばかり。でも良い曲ばかり。知らない人はどのアルバム買ってもハズレは無いんじゃないかな。詩は暗いけどね。僕はすごい好き。



DVDは、まほろ駅前多田便利軒、さや侍ブラック・スワンを借りてきた。

まほろ駅前多田便利軒は、東京都町田市を舞台にしている映画で、僕もちょっと前まで町田に住んでいたので気になっていた映画。まさに町田だった。内容は「家族」をテーマにした人間ドラマ。テーマごり押しの展開に少し違和感があったけど役者が良くて飽きずに観れた。

さや侍は、いわずもがな松本人志が監督の映画。処女作の大日本人が海外で評判悪かったのをまだ引きずってるんじゃないか、という内容に思えた。前作のしんぼるも、笑いのレベルをわざとおさえてるというか、わかりやすい笑い(オナラの音とか)を多く取り入れて海外の人達をキャッチしようとしているようで、あんまり松っちゃんぽくない笑いを使ってつくられてた様に思う。そして今回は、日本のお笑いの歴史を世界の人に教えてるレクチャー映画にみえた。コレはコウだから笑えるんですよって。内容は、よく「松本人志の映画は孤独と戦いの映画」みたいなレビューを見かけるけど、そう言われればそんな感じ。個人的にはもっともっと攻めた松っちゃんがみたい。過去に発表している映像作品HITOSI MATUMOTO VISUALBUMを、ぜひ映画で超えてほしい。

ブラック・スワンは、映画を観た。という観ごたえ。ストーリーはごくシンプル。主人公、バレエダンサーのニナは「白鳥の湖」の主役に抜擢されるが、プレッシャーやストレスに苛まれてゆき…どうなるの、どうなるの、というもの。主人公の喜びや緊張感、混乱がゴゴゴゴゴ、、、と痛々しいほど伝わってくる。華麗なバレエシーン。性と躍動感。血と美。そんな感じで良かった。映画館で観たかったなぁ。バレエには前々から観に行ってみたいなぁとは思ってるがなかなか行動にうつせずにいる。行きたい。
ブラック・スワーン

そんなこんなしてのんびり過ごしていたが、この日記を書いた事によりやや疲弊してきたので風邪はまだしばらく治りそうもない。早く治したいので、おわる。


おわり。